バリのお土産店で普通に売られている紅白柄のTシャツ、帽子、ビキニを観光客が着ることは禁止されていません。刑事罰のリスクがあるのは、本物のインドネシア国旗を汚したり貶めたりする意図で扱うことです。たとえば国旗を切ってビキニにする、踏みつける、動画撮影のためにズボンに挟む、といった行為です。
この疑問は2025年12月に再び注目され、自国の国旗が水着にプリントされているのを見慣れたオーストラリアからの旅行者に特に関係があります。以下の法的根拠は2026年11月1日に法令の条文と照合しました。
何が禁止されているのか
2009年法律第24号第24条は、何人も、国旗を汚し侮辱する意図で損壊・引き裂き・踏みつけ・焼却その他の行為をすること、国旗を広告に使うこと、破損・破れ・色あせ・しわ・くすみのある国旗を掲げること、国旗に文字や絵を印刷・記入すること、国旗の尊厳を損なう形で屋根・包装・覆いに使うことを禁じています。
罰則は現在、新刑法(2023年法律第1号)にあります。第622条が2026年1月2日から2009年法律第24号第66〜71条の刑罰規定を廃止したためです。
- 第234条:国旗を汚す・侮辱する行為。最長3年の拘禁刑または第IV類罰金(2億ルピア)。
- 第235条:広告利用、破損や色あせた国旗の掲揚、国旗への書き込み、包装への使用。第II類罰金(1,000万ルピア)。
- 第236〜237条:国章ガルーダ・パンチャシラについての同様の規定。法律で定める以外の用途への使用も含みます。
ポイントは「汚し、侮辱し、または貶める意図をもって」という文言です。Hukumonline(2024年11月21日)は、新刑法がこの意図を明確に要件としており、何が「汚す」にあたるかは裁判官の解釈に委ねられると解説しています。
では紅白のTシャツやビキニは安全?
- 小さな国旗の絵が入った「Indonesia」「Bali」Tシャツ:広く売られ、地元の人も特に8月17日の独立記念日前後によく着ています。刑事事件は見つかりませんでした。
- 紅白柄のビキニや水着:国旗そのものではないため、第24条が自動的に適用されるわけではありません。ただし場面は考えて。寺院や儀式でその柄を着て性的なポーズをとれば、風紀の問題として問われる可能性があります。
- 本物の国旗をビーチ用サロン、タオル、敷物にする、服に切る:危険な領域です。国旗を貶める行為と受け取られやすいからです。
- 国旗に名前やサインを書く:第235条に該当し、最高1,000万ルピアの罰金です。
- 公式のガルーダ・パンチャシラ国章入りTシャツ:第237条が国章の使用を制限しているため、国旗より敏感です。デザイン化されたサッカーユニフォーム風のものはどこでも売られていますが、正式な国章をそのまま冗談に使うのは避けてください。
疑問のきっかけになった出来事
2025年12月15日、以前バリから国外退去になったイギリス人のコンテンツクリエイターが、ロンドンのインドネシア大使館前で紅白旗をズボンの後ろに挟んだ姿を撮影しました。インドネシア外務省は国家の象徴への侮辱だと述べ、大使館は英国当局に苦情を申し立てました(Jawa Pos 2025年12月23日、detikSulsel 2025年12月25日)。彼女のバリでの国外退去と10年間の入国禁止は、在留資格と交通違反によるもので、国旗とは無関係です。国旗の件は国外で起きたため、英国の法律に基づいて扱われました。
よくある質問
紅白旗をお土産に持ち帰ってもいい?
大丈夫です。丁寧に保管し、敷物や包装には使わないでください。
国旗のことで観光客が国外退去になることは?
入管は、公共の秩序を脅かすとみなした外国人に2011年入国管理法第6号第75条(国外退去を含む行政措置)を適用できます。鎌と槌やソ連ロゴのTシャツのルール、新刑法で旅行者に何が変わるか、バリのルールまとめも参考に。
ヴィラやビーチクラブに破れた国旗が掲げてあったら?
破れたり色あせたりした国旗の掲揚は第235条の対象です。責任は施設側にありますが、写真の小道具には使わないでください。
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