本物の弾丸は、キーホルダーやペンダントに加工されたものも含め、どんな形でも持ち歩かないでください。インドネシア新刑法第306条は、権限なく弾薬を所持・運搬したり国外へ持ち出したりした者に最長15年の拘禁刑を定めています。模造銃、拳銃型ライター、本物そっくりのおもちゃの銃も機内には持ち込めません。
射撃場や狩猟に同じバッグを使うアメリカやオーストラリアからの旅行者に特に関係があります。ングラ・ライ空港での2つの事例がその理由です。規則はすべて2026年11月1日に確認しました。
ングラ・ライ空港で起きた事例
- 2026年6月20日 現地時間23時28分:航空保安(Avsec)がアブダビ行きの47歳ポルトガル人女性のリュックをX線検査した際、不審物を発見。ティッシュに包まれた箱に.22ロングライフル弾50発が入っていました。本人はポルトガルの射撃連盟会員で、練習用バッグに弾が残っているとは気づかなかったと説明。空港警察は新刑法第306条を適用しました(ANTARA バリ 2026年6月24日、The Jakarta Post 2026年6月28日)。
- 2019年3月25日:シンガポール行きのメキシコ人乗客のスーツケースから弾丸10発が見つかりました。本人は父親のスーツケースだと話しました(The Jakarta Post 2019年3月26日)。
どちらも「忘れていた」という説明でしたが、手続きは止まりませんでした。2026年11月1日時点で、ポルトガル人の件の判決は報じられていません。
空港へ行く前にチェックするもの
- 実弾や古いバッグに残った弾薬。出発前にリュック、カメラバッグ、ハンティングベストのポケットをすべて空にしてください。第306条は持ち込みにも持ち出しにも適用されます。
- 弾丸のキーホルダー、ペンダント、栓抜き。装飾用の弾丸を弾薬と区別する規定は見つかりませんでした。X線画面では弾丸そのものに見えるため、Avsecはバッグを止めて開封検査します。火薬や雷管が残っていれば実弾と同じ扱いです。置いていくのが安全です。
- 空の薬莢。火薬がなければ厳密には弾薬ではありませんが、検査の対象になり、判断するのは係員です。出所を説明できないなら持たないでください。
- 模造拳銃、手榴弾型や拳銃型のライター、リアルなおもちゃの銃。Katadata(2024年9月17日)は航空規則をまとめ、銃に似た模造品やおもちゃはパニックを招くおそれがあるため認められないとしています。受託手荷物は事前に航空会社へ確認を。
- エアソフトガンやジェルブラスター。Hukumonline(2023年2月8日)によると、警察規則 Perpol 1/2022 はエアソフトガンを練習場でのみ使える模造武器に分類し、州警察本部長の1年有効の許可を求めています。許可のない旅行者は買わず、持ち歩かないでください。
- クリス(短剣)、ナイフ、マルチツール。これらは第307条の対象で、家宝には例外があります。詳しくはクリスとお土産ナイフ、折りたたみナイフとマルチツールをご覧ください。
刑罰はどれくらい? 情報源で食い違い
Wikisource にある2023年法律第1号の条文では、第306条は無許可の銃器・弾薬・爆発物に最長15年を定めています。新刑法第622条は、かつて死刑や終身刑を科せた1951年緊急法第12号の第1条・第2条を廃止しました。ところが The Portugal Post(2026年6月24日)はポルトガル人女性の件で緊急法と終身刑の可能性に言及しています。ANTARA によれば警察が適用したのは第306条で、2026年1月2日以降の事件については15年という数字の方が正確です。
帰国後は自国のルールも適用
オーストラリアは模造銃の輸入を制限しており、Australian Border Force はジェルブラスターを模造銃として押収したことがあります(ノーザンテリトリーの事例発表)。銃の形をしたお土産を買う前に、オーストラリアの空港で没収されるバリ土産を読み、Australian Border Force の公式サイトを確認してください。
Avsec にバッグから何か見つかったら
言い争わず、品物を捨てようともしないでください。正直に答え、空港警察署に連れて行かれた場合は領事館への連絡を求め、警察に拘束されたときの権利を読んでください。その他の禁止事項はバリの旅行者向けルールにまとめています。
よくある質問
アートマーケットで弾丸の工芸品を買い、バリ滞在中だけ使うのは?
第306条は「所持」や「携帯」も対象にしているため、バリ国内で実弾を持つこと自体にリスクがあります。火薬のない装飾用弾丸が法的に安全だとする情報源は見つかりませんでした。
自国で射撃競技のライセンスがあります。それで足りますか?
足りません。ポルトガル人の件が示すように外国の許可は通用せず、インドネシア政府の書類が必要です。
拳銃型ライターは受託手荷物なら大丈夫?
ライター自体が航空機では制限されており、拳銃の形はさらに問題を増やします。バリに置いていきましょう。
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