地震を感じたら、姿勢を低くして頭を守り、揺れが収まるまで何かにつかまってください。海辺にいて揺れが強い、または約20秒以上と長い場合は、サイレンを待たずにすぐ高台へ避難します。これがインドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)と国家防災庁(BNPB)の呼びかけの要点で、2026年9月に確認しました。バリは揺れの多い島で、Bali Postが引用したBMKGのデータでは2026年5月だけでバリ地域で60回の地震が記録されています。ほとんどは小さく体感のないものです。
揺れている間はどうする?
- 屋内:姿勢を低くし、丈夫なテーブルの下に入り、脚をつかむ。ガラス、背の高い棚、吊り照明から離れる。揺れている間に階段やエレベーターへ走らない。
- 屋外:壁、電柱、看板、崖から離れる。ウルワツの崖沿いの道やキンタマーニへの山道では落石に注意。
- バイク・車:開けた場所に停め、橋や大木から離れる。
- 揺れが収まったら:落ち着いて外へ。ガラス片に備えて靴を履き、InfoBMKGを確認。
すぐに海から離れるべき時は?
BNPBは「20-20-20」を広めています。揺れが約20秒続いたら津波は20分以内に来るおそれがあるので、高さ約20mの場所、つまり高台やコンクリート建物の上層階へ向かう、というものです。BMKGは自主避難を重視しています。海辺での強い揺れや急な引き潮はそれ自体が警報で、サイレンを待つのは貴重な時間の浪費です。20という数字は実用的な目安で、厳密な基準ではありません。津波は何度も押し寄せ、第1波が最大とは限らないため、BMKGが警報解除を発表するまで海に戻らないでください。
公式の警報はどうやって知る?
- InfoBMKGアプリ(Android・iOS)と@infoBMKGのアカウント。BMKGの津波早期警報システムInaTEWSは、地震発生から5分以内に警報を出す設計です。
- BMKGの警報レベル:Awasは予想波高3m超で全面避難、Siagaは0.5-3mで避難、Waspadaは0.5m未満で海岸や川岸から離れる。
- 津波サイレン:バリ州BPBDによると9か所に設置。スミニャック、クタ、クドンガナン、タンジュンブノア、ITDCヌサドゥア、スランガン、サヌール、タナロット、スリリット。
- ホテルのスタッフやBalawistaも避難指示を伝えます。指示に従ってください。
どこへ逃げる?
クタ、タンジュンブノア、サヌールなど沿岸部に設置された津波避難経路の標識に従い、高台の集合場所か一時避難場所(TES)へ向かいます。TESは垂直避難用に指定された多層建物で、ホテルも一部含まれます。地域ごとに条件は違います。ブキット半島(ジンバラン上部、ウンガサン、ウルワツ)は高台が比較的近い一方、クタ、レギャン、サヌール、タンジュンブノアは平坦なので、指定されたコンクリート建物の上層階へ上がる方が車で逃げるより早いことが多いです。歩くか走ること。クタの狭い道では車はすぐ渋滞にはまります。
泊まるホテルは津波に備えている?
そうとは限りません。2026年3月時点で、バリ州BPBDの防災準備認証を持つのは星付きホテル498軒中115軒のみ。認証には避難経路から宿泊客対応手順まで31の指標を満たす必要があります(Bali Post、バリ州BPBD長官イ・グデ・テジャ氏の発言)。タンジュンブノアは2022年5月28日、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)から「Tsunami Ready」に認定されたインドネシア初のコミュニティです。海沿いのホテルでチェックインしたら三つ確認を:BPBD認証の有無、集合場所か垂直避難階の場所、深夜に起きた場合スタッフがどう知らせるか。24時間スタッフのいないヴィラなら、初日に最寄りの高台への道を自分で確かめておきましょう。
最近バリで感じた地震は?
2026年8月15日(土)未明、東ヌサ・トゥンガラ州ナゲケオ県ンバイ北東沖で地震があり(当初M7.7、BMKGがM7.0に修正)、デンパサールとバドゥンでMMI震度II-III、つまり一部の人が感じる程度の揺れがありました。この時BMKGの津波の可能性に関する情報は東・西ヌサ・トゥンガラと南スラウェシが対象で、バリは含まれていません。2026年にはジュンブラナ周辺やバリ海でも小さな地震が記録されています。数百km離れた震源でも揺れは届き、海から離れるべきかはInfoBMKGの公式情報で判断する、というのが教訓です。
控えておく電話番号
- 緊急通報:112
- バリ州BPBD指令センター(24時間):+62 361 251177
- BMKG第3地域本部(デンパサール):+62 361 751122
- 自国の大使館・領事館の緊急連絡先と、旅行保険の24時間窓口
地震でけが人が出た場合、病院と救急外来はバリ島の緊急医療ガイドにあります。5分でできる習慣をひとつ。初日に部屋から最寄りの避難経路標識まで歩いておけば、床が揺れた時にどちらへ曲がるかもう分かっています。
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