バリへ飛ぶ航空会社の多くは、妊娠28週ごろまでは診断書なしで搭乗でき、その後は診断書を求め、航空会社や単胎か多胎かによって35-37週以降は搭乗を断ります。以下の数字は2026年10月10日に各社の公式ページで確認したものです。規定は変わるので、出発の1週間前に再確認してください。
航空会社別の妊娠週数の制限
- ライオン・エア(Lion Group):2025年12月の公式告知がグループ全体に適用されます。合併症のない32週未満は申告書(Statement Letter)のみ。32週1日から35週までは申告書に加え、有効期間最長7日の医師の診断書、または空港の検疫所(KKP)発行で有効期間2日の証明書が必要です。35週1日以降は搭乗不可。合併症のある妊娠はどの週数でも不可。単胎・多胎とも同じ規定です。
- バティック・エア:公式ヘルプページはすべての妊婦に、免責同意書(Form of Indemnity)と、搭乗可能であること・妊娠週数・出産予定日を記した、フライト前7日以内発行の医師の診断書を求めています。単胎35週未満、多胎32週未満なら搭乗可。32週以降のみ診断書を求めるライオン・グループの告知とは食い違うため、最初から診断書を持参するのが安全です。
- インドネシア・エアアジア(QZ):運送約款8.4条によると、28週まではチェックイン時に Limited Liability Statement に署名するだけ。単胎29-36週、多胎32週までは出発前30日以内に作成された医師の診断書が必要です。単胎37週以上、多胎32週以上は搭乗不可。エアアジアの2026年9月のプレスリリースは27週超で診断書が必要としているので、航空会社に確認を。
- ジェットスター:28週以降は、出産予定日、単胎か多胎か、合併症のない通常の妊娠であることを記した医師または助産師の書面が必要。4時間以上のフライトでは36週末(単胎)または32週末(多胎)まで。多胎や合併症のある妊娠は医療許可が必要です。
- カンタス航空:書面の条件はジェットスターと同じ。4時間以上のフライトは36週末(単胎)または32週末(多胎)まで、4時間未満のフライトは40週末(単胎)または36週末(多胎)まで。
- シンガポール航空:28週までは診断書不要(復路が28週以降になる場合を除く)。単胎29-36週、多胎29-32週は、28週以降最初のフライトの10日以内の日付の診断書が必要。36週(単胎)または32週(多胎)を超えると搭乗不可。
- ガルーダ・インドネシア航空:2026年10月10日の確認時に公式ページへアクセスできなかったため、数字は掲載していません。ガルーダはガルーダ・セントラ・メディカ部門が扱う医療情報フォーム(MEDIF)を使います。遅くとも出発1週間前にコールセンターで条件を確認してください。
妊婦がチェックインで止められる主な理由
- 週数は往路ではなく復路の日付で数えられます。33週から始まる2週間の休暇は35週で終わり、ライオン・エアの上限を超えます。
- 診断書の有効期間は短い。ライオン・エア7日、シンガポール航空10日、エアアジア30日。地元の医師の診断書は帰りの便までに切れることがあるので、バリでの産婦人科受診を計画しておきましょう。
- カンタスとジェットスターは飛行時間で規定が変わります。パース-デンパサールは約3.5時間、シドニーやメルボルンからは6時間以上。航空券で所要時間を確認してください。
- 非常口座席は選べません(シンガポール航空の妊婦、ジェットスターでは妊娠後期)。
バリ滞在中の健康
デング熱。バリでは一年中デング熱があり、雨季(おおむね11月-3月)に増えます。デングワクチンの Qdenga は生ワクチンで妊娠中は接種しないため、主な対策は蚊に刺されないことです。虫よけ、夕方の長袖、エアコンか蚊帳のある部屋。詳しくはバリのデング熱の記事、ほかのワクチンはバリ渡航前のワクチンをどうぞ。
飲食。ボトル入りの水を飲み、出どころの分からない氷、半熟卵、生の魚介は避けましょう。妊娠中の下痢と脱水はリスクが高まります。
産婦人科医のいる病院。デンパサールの RSUP Prof. Ngoerah(旧サンラ病院)はバリの中核病院で、産婦人科外来があります。Siloam Hospitals Denpasar は医師名簿に産婦人科専門医(SpOG)を掲載し、BIMC Siloam Nusa Dua はオンコールの専門医として産婦人科医を置いています。到着前にホテルから最寄りの病院の住所を保存しておきましょう。
妊娠中の旅行保険
多くの保険は、一定の週数までの予期せぬ妊娠合併症しか補償しません。保険会社の公式サイトの例:World Nomads は合併症歴のない単胎妊娠で26週末まで、多胎や不妊治療による妊娠は18週までです。Medibank(オーストラリア)は26週前の重い合併症を補償します。出産、定期健診、新生児のケアは通常対象外です。約款の読み方はバリ旅行保険の記事で解説しています。
診断書と母子手帳の写真をスマホに保存し、紙の原本は機内持ち込みのバッグに入れておきましょう。チェックインでは原本の提示を求められるのが普通です。
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