ほとんどの場合、撮影できます。火葬儀礼(ンガベン)を含むバリの伝統儀式はたいてい屋外で行われ、観光客の撮影を禁じる国の法律はありません。判断の基準になるのは、地元の慣習村(デサ・アダット)の決まり、村の警備員(プチャラン)の指示、そして儀式を行う家族の許可です。以下の規則は2026年10月に確認しました。
儀式の撮影に関する公式な規則はありますか?
カメラに特化した条文はありません。2025年バリ州知事通達第7号(2025年3月24日発表)は外国人観光客に対し、寺院・神像・宗教的シンボルの神聖さを尊び、儀式の行列では慣習を尊重するよう求めています。同じ通達は、祈りを目的としない外国人が寺院の内庭と中庭に入ること、神木に登ること、聖地を汚す行為を禁じています。違反すればインドネシアの法令に基づく制裁や法的手続きの対象になり得ます。
村レベルでは、2019年バリ州条例第4号(慣習村条例)が、各村のアウィグ・アウィグとプラレム(慣習規則)を村内で拘束力のある規則として認めています。つまり、隣村が許可していても、ある村が撮影やドローンを禁止するのは正当です。
聖地での写真が原因で処罰された人はいますか?
います。2022年5月1日、ロシア人女性がタバナン県トゥア村のプラ・ババカン寺院の敷地内にある神木で裸の写真を撮りました。写真はSNSで拡散し、本人と夫は2011年入国管理法第6号第75条第1項に基づき、2022年5月6日にングラ・ライ空港から国外退去処分となりました。問題視されたのはポーズと場所で、カメラそのものではありません。
ンガベンは撮影してもいいですか?
通りを進む葬列、バデ(火葬塔)の運搬、村の墓地(セトラ)での火葬は、一般に沿道から見学・撮影できます。ウブドの王族の火葬(プレボン)は多くの観光客が集まる儀式として知られています。一般家庭のンガベンでは、近くで撮る前に家族やバンジャールの長(クリアン)に声をかけてください。地元の人が一般的に期待する線引きは次のとおりです。
- 遺体を近くから撮ったり、悲しむ遺族にレンズを向けたりしない。
- バデの進路をふさがない。撮影アングルのために塀・木・屋根に登らない。
- プチャランの指示に従う。下がるよう、または撮影をやめるよう言われたら、すぐにやめる。
- 墓地で見学するだけでもサロンと腰帯を身につける。
寺院祭礼(オダラン)の最中に寺院内で撮影できますか?
通達7/2025により、祈りに来ていない観光客は内庭に入れません。外庭(ジャバ)からなら通常は撮影できます。祈っている人を至近距離で撮らない、その真正面に立たない、儀式を司る僧侶(プマンクやプダンダ)より高い位置に立たない、の3点を守ってください。一部の寺院は特定エリアに撮影禁止の掲示を出しており、見張りがいなくても従う必要があります。
フラッシュは使えますか?
明文の規則はありませんが、祈る人の顔に向けたフラッシュは迷惑とされています。フラッシュとシャッター音はオフに。最近のスマートフォンなら油灯やお香の煙の中でも十分に撮れます。
儀式の上空でドローンを飛ばせますか?
やめておきましょう。祠の上を飛ぶドローンは神聖な建物より高い位置になるため無礼とされ、音も祈りの妨げになります。村全体でドローンを禁止しているところもあります。バンリ県のプンリプラン村は2024年2月からドローンを禁止しており、管理側が承認した公式用途のみ例外です。全国共通の登録手続きと飛行禁止区域は2026年バリのドローン規則で解説しています。
儀式の写真をSNSに投稿してもいいですか?
法律上の一般的な禁止はありません。マナーとしては、遺体や個人が特定できる悲しむ顔を投稿しない、冗談めいたキャプションを付けない、儀式を作り込んだ写真撮影の背景にしない、の3点です。プラ・ババカンの件は、ひとつの投稿が住民の通報と入管の調査につながり得ることを示しています。
早見表:OKかNGか
- 寺院の外庭や行列の沿道からの撮影:おおむねOK。
- 祈る人・遺体・遺族のアップ:まず許可を。
- 撮影のために寺院の内庭に入る:祈らない観光客は禁止。
- 寺院や行列の上空のドローン:避ける。プンリプランなどの村では禁止。
- フラッシュ:オフ。
服装や寺院での基本マナーはバリの寺院参拝マナーをご覧ください。見学可能なンガベン、オダラン、ムラスティの日程の探し方はバリの伝統儀式見学ガイドにまとめています。
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