持ち込めますが、機内のみです。電子たばこ(VAPE)はポケットか機内持ち込み手荷物に入れる必要があり、預け入れ手荷物には入れられず、飛行中の使用や充電も禁止です。ICAO基準とIATA危険物規則に基づくため、バリのングラ・ライ国際空港を発着する全航空会社に共通します。トラブルになりやすいのはむしろ到着国の規制です。以下の内容は2026年10月に確認しました。
なぜ預け入れ手荷物に入れられないのか
スーツケースの中でボタンが押されると、リチウム電池が過熱して発火するおそれがあります。客室なら乗務員がすぐ対処できますが、貨物室では誰も気づけません。ICAOは2016年から電子たばこの預け入れを禁止し、IATAは次の条件で旅客が携行できる危険物としています。
- 客室内または身につけて持ち込むこと。
- 電池は100Wh以下(リチウム金属電池はリチウム量2g以下)。一般的なVAPEははるかに小さい値です。
- 誤作動防止:電源を切る、ボタンをロックする、電池やポッドを外す。
- 機内での使用・充電は禁止。
VAPE用の予備電池はモバイルバッテリーと同じ扱いで、機内持ち込みのみ、端子は絶縁が必要です。Wh制限と個数はモバイルバッテリーの機内ルールをご覧ください。
インドネシアの規則は?
KatadataとCNBC Indonesia(2025年3月30日)は民間航空総局通達2024年第12号を引用し、電子たばこは1人1台、ポケットか機内手荷物に入れ、電源を切るか電池を外し、電池は100Wh以下、補充用リキッドは100ml以下でビニール袋に入れる、と報じています。運輸省の公式サイトで通達の原文は確認できなかったため、「1台」は確定ではなく安全な目安と考えてください。機内での喫煙は航空法(2009年法律第1号)で以前から禁止されています。
実際に取り締まりもあり、2025年3月にはガルーダ・インドネシア航空がGA1904便で電子たばこを吸った乗客に対し、この通達を根拠に措置を取りました。
航空会社ごとの規定
- ガルーダ・インドネシア、ライオン・エア、バティック・エア、シティリンク、インドネシア・エアアジア:上記の民間航空総局とIATAの規則に従います。バティック・エアは電子たばこを含め全便禁煙と明言しています。ガルーダ、ライオン、シティリンク、インドネシア・エアアジアの公式サイトにはVAPE専用の手荷物ページが見当たらないため、2台以上持つ場合はチェックインカウンターで確認してください。
- カンタス航空:公式の危険物ページによると、VAPEは航空会社の承認なしで機内持ち込み可、預け入れ不可、誤作動防止が必要、使用・充電は不可です。
- ジェットスター、ヴァージン・オーストラリア:同様に機内のみ、承認不要、使用・充電禁止。ヴァージンは「個人使用の量のみ」と付記しています。
- シンガポール航空:100Whまたはリチウム2gの上限を明記、機内のみ。ただしチャンギ経由でVAPEを運ぶのは危険です(下記シンガポール参照)。
リキッドはどうする?
保安検査ではリキッドも通常の液体扱いで、1容器100ml以下、すべて容量約1リットルの透明袋1つに入れます。120mlのボトルは中身がほとんど空でも容器サイズで判断されるため没収されます。電池のないリキッドは預け入れ可能ですが、気圧変化でキャップから漏れやすいのでしっかり密封してください。機内の液体ルールは機内持ち込み液体のルールにまとめています。
オーストラリアにVAPEを持ち込める?
厳しい範囲内でのみ可能です。オーストラリアでは2024年7月1日からVAPEは薬局でのみ販売されています。TGA(医薬品行政局)によれば、入国者は最大2台のVAPE、20個のアクセサリー(ポッド、カートリッジ、カプセル)、200mlのリキッドまで持ち込めますが、本人または同じ便で同行する被扶養者の治療用である必要があります。この免除に処方箋が必要かどうかは情報源で一致しないため、処方箋や医師の書類があれば携帯し、出発前にオーストラリア国境警備隊(ABF)のページを確認してください。上限を超えた分は空港で没収されます。
シンガポールとタイ:絶対に持ち込まない
- シンガポール:2026年5月1日からTobacco and Vaporisers Control Actが施行。gov.sg(2026年9月1日更新)によれば、VAPE所持で個人に最高1万シンガポールドルの罰金。エトミデート入りVAPE(「Kpods」)は最高2万シンガポールドルの罰金および/または最長10年の禁錮。外国人旅行者は没収のうえ罰金、再犯者は入国禁止となる場合があります。入国審査を通る乗り継ぎも対象です。
- タイ:2014年から電子たばこの輸入は禁止。罰則の数字は情報源で異なります(最長10年の禁錮、物品価格の数倍の罰金)。外国人旅行者が罰金や拘束を受けた例もあり、タイ大使館は持ち込まないよう勧めています。
- マレーシアと日本:規制は変化が続いています。マレーシアは2025年10月1日からAct 852を全面施行し、日本はニコチン入りリキッドを医薬品として扱います。出発前に各国税関の公式サイトを確認してください。
まだバリにいる場合、どこで吸える?
空港では指定の喫煙室のみで、トイレや搭乗ゲート周辺は不可です。空港の外でも、バリの禁煙区域は電子たばこにも適用されます。詳しくはバリの喫煙・VAPEルールをご覧ください。
空港へ向かう前の実用的な一手:ポッドを空にするか外し、本体とリキッドはX線検査で一番取り出しやすいバッグに入れ、預ける荷物には絶対に入れないこと。預け荷物のX線で見つかると、呼び出しや開披検査になり、乗り遅れの原因になります。
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