バリから飛行機に乗るとき、モバイルバッテリーは機内持ち込み手荷物に入れる必要があり、預け入れは禁止、飛行中に機器の充電に使うこともできません。100Wh以下は承認不要、100〜160Whは航空会社の承認が必要(最大2個)、160Wh超は持ち込み禁止です。根拠はインドネシア民間航空総局の通達SE 015(2018年)で、2026年の運輸大臣指示第3号により空港での検査強化が求められています(2026年9月確認)。バリに就航する外国航空会社の中には、さらに厳しいルールの会社もあります。
自分のモバイルバッテリーは何Wh?
本体のラベルを見てください。mAhしか書かれていなければ、Wh = mAh × セル電圧 ÷ 1000で計算します。セル電圧は通常3.6〜3.7Vです。例えば20,000mAh × 3.7V = 74Wh、26,800mAh × 3.7Vは約99Whです。インドネシア運輸省は「20,000mAhで約100Wh」という簡易基準を使っているので、20,000mAh以下ならどの計算でも問題ありません。ラベルがかすれていたり容量表示がなかったりすると、容量を証明できず止められるおそれがあります。
機内で使える?
使えません。SE 015/2018は、飛行中にモバイルバッテリーで機器を充電することも、バッテリー自体を充電することも禁じています。座席の電源やUSBポートからのバッテリー充電を禁止する航空会社もあります。座席にUSBポートがあれば、スマホはそこから直接充電しましょう。
ングラ・ライ空港の主な航空会社のルール
- ガルーダ・インドネシア航空とライオン・エア:100Whまで機内持ち込み可、100〜160Whは承認制(最大2個)、飛行中の使用不可(Kompas、2025年9月)。バティック・エアはライオングループなので、公式サイトの危険物のページを出発前に確認してください。
- エアアジア:2025年4月1日から全便でモバイルバッテリーの使用・充電を禁止。1人2個まで、各100Whまで。100〜160Whはチェックインカウンターで承認が必要です。座席ポケットか前の座席の下に置き、頭上の収納棚には入れられません。
- カンタス航空とジェットスター:2025年12月15日から機内での使用・充電を禁止。1人2個まで、各160Wh以下。
- シンガポール航空:2026年4月15日から1人2個まで、頭上の収納棚は不可、使用・充電も禁止。この2個制限はシンガポール発のすべての便に適用されるため、他社便でチャンギ乗り継ぎの場合も対象です。
- ヴァージン・オーストラリア:2025年末から機内でのモバイルバッテリー使用を禁止しています。
日本行きの便では、日本の国土交通省も2026年4月から機内でのモバイルバッテリー使用を事実上禁止しています。乗り継ぎ便も含め、機内では使わないものと考えておきましょう。
何個まで持っていける?
インドネシアの規則で個数制限があるのは100〜160Whの区分(2個)だけです。ただしエアアジア、カンタス、ジェットスター、シンガポール航空、シンガポール発の便はサイズを問わず2個までなので、2個以内にしておくのが安全です。3個目は置いていくよう求められることがあり、空港で預かってはもらえません。
うっかり預け荷物に入れてしまったら?
モバイルバッテリー入りのスーツケースは預け荷物のX線検査でたいてい見つかり、呼び出されて取り出すか、解決するまで荷物が止められます。混雑時は時間がかかります。バッテリー内蔵のスマートスーツケースも同様で、バッテリーを取り外して機内に持ち込む必要があります。膨らんだもの、液漏れやひび割れのあるもの、改造品は持ち込み自体が禁止です。
空港へ向かう前に
- 機内では充電できないので、ホテルで満充電にしておきましょう。
- 機内持ち込みバッグの底ではなく、取り出しやすい小さなバッグに入れておくと、保安検査でもすぐ出せて座席ポケットにも移しやすくなります。
- 端子にはカバーをするかケーブルを外し、ショートを防ぎましょう。
- ブランド不明で容量表示のない安価な製品は避けましょう。
保安検査でよく聞かれるほかの持ち物については、処方薬の持ち込みルールとングラ・ライ国際空港ガイドをご覧ください。
出典:インドネシア運輸省民間航空総局サイト(SE 015/2018、2026年指示第3号)、AirAsia Newsroom、Qantas Newsroom、シンガポール航空とシンガポール民間航空庁の発表(2026年4月)、Kompas Travel(2025年9月)。
出発前夜にモバイルバッテリーを裏返してラベルを確認しましょう。WhやmAhの数字が消えていたら、朝5時の保安検査で揉めるより、ホテルに置いていくほうが安上がりです。
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