イ・グスティ・ングラ・ライ空港から5海里(約9km)以内にいるなら、答えは「できません」。バリ州条例(Perda)2000年第9号「ングラ・ライ空港およびその周辺における凧揚げ等の禁止」は、この区域では高さに関係なく凧揚げを禁じています。9kmの外側でも54kmまで高さ制限があり、これはバリ南部と中部のほぼ全域にあたります。スカイランタンは条例に明記されていませんが、だからといって安全に放てるわけではありません。以下の内容はすべて2026年10月に確認したものです。
条例9/2000の具体的な基準は?
条例第2条。2024年7月22日にアンタラ・バリが報じたバリ州政府の公式発表からの引用です。
- 空港から0-9km(0-5海里):凧揚げは全面禁止。
- 9-18km(5-10海里):高さ100m(300フィート)を超えると違反。
- 18-54km(10-30海里):高さ300m(1,000フィート)を超えると違反。
罰則は第8条第1項で、最長3か月の拘留または最高500万ルピアの罰金です。
9km圏内に入る観光エリアは?
空港はトゥバンにあるため、クタ、トゥバン、クドンガナン、ジンバランは明らかに圏内です。レギャン、スミニャック、タンジュン・ブノアも直線距離で9km未満、ヌサドゥアはおおよそ9kmの境界付近です(地図からの概算で、公式のゾーン図ではありません)。つまり、夕方にクタやジンバランのビーチで小さな凧を揚げるのは、多くの人がやっていても条例が禁じている行為です。サヌール、チャングー、ウルワツはおおむね9-18kmの100m制限ゾーン、ウブド(約29km)は300m制限ゾーンに入ります。
なぜ古い条例が再び厳しく運用されているの?
2024年7月19日、ホワイトスカイ・アビエーションの遊覧ヘリコプター(登録記号PK-WSP)がプチャトゥのスルバンで墜落し、ローターに凧糸が絡まっていました。第4地区空港管理事務所の所長は州政府との会議で(アンタラ、2024年7月24日)、現場は100m制限ゾーンにあり、ヘリは約300mの高さで凧を目撃したと説明しました。風で高く上がりすぎた凧も違反になること、また糸を持つ人がゾーンの外にいても高さは垂直に測ることを強調しています。凧揚げ大会がよく開かれるサヌールのムルタサリ・ビーチが航路の真下にあることも指摘しました。
国の航空法も適用される?
はい。2009年法律第1号(航空法)第210条は、空港当局の許可なく飛行運用安全区域(KKOP)で航空機に危険を及ぼしうる活動を行うことを禁じています。第421条第2項の罰則は最長3年の懲役および/または最高10億ルピアの罰金です。運輸省は2025年7月、スカルノ・ハッタ空港で凧が運航を妨げた際にもこの条文を改めて示しました。いずれも上限であり、実際の量刑は裁判所が決めます。
スカイランタンは?
2026年10月の確認時点で、スカイランタンを明記したバリ州の条例や知事令は見つかりませんでした。ただしランタンは火を載せた制御不能の飛行物です。空港周辺では航空法第210条の「飛行に危険を及ぼしうる活動」に該当し、運輸省も2020年から、KKOP内で許可なく凧・レーザー・気球を飛ばさないよう呼びかけています。気球そのものは運輸大臣規則PM 40/2018で規制されています。航空機の問題を別にしても、茅葺き屋根や乾いた畑、寺院の敷地に落ちれば火災の原因になり、乾季は特に危険です。結婚式や大晦日に使いたい場合は、まずホテルや会場に許可を取るか、空に放たない吊り下げ式ランタンを使いましょう。
凧祭りの見学や参加はできる?
できます。バリの凧シーズンはおおむね6月から8月で、サヌールのパダン・ガラックなどで開かれる巨大な伝統凧の祭りは見学自由です。詳しくはパダン・ガラックのバリ・カイト・フェスティバルの記事をご覧ください。旅行者が避けるべきなのは、道端で凧を買って空港近くのビーチで自分で揚げることです。
ドローンや花火は?
それぞれ別の規定があります。ドローンはKKOP内で厳しく制限され、多くの場所で許可が必要です。詳しくはバリのドローン飛行ルール2026へ。年越しの花火についてはバリで花火をしてもいい?をお読みください。
実用的なアドバイスをひとつ。お子さんが旅行中に凧揚げをしたいなら、タバナンやブレレンのビーチなどバリ南部の外へ行き、小さな凧と短い糸を使い、頭上の電線にも注意してください。
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