デンパサールの保健所(プスケスマス)ではコンポジットレジン充填が10万3,000ルピア、麻酔ありの永久歯抜歯が15万ルピアと掲示されています。一方、観光客向けの民間歯科ではクリーニングだけで50万-100万ルピアからです。差は大きく、選ぶ決め手はたいてい言語、診療時間、保険請求用の領収書が要るかどうかです。以下の金額は2026年10月に料金文書と価格を公表している情報源で確認しました。
料金表:プスケスマス(公定料金)
サヌールのJl. Danau Buyan IIIにあるUPTD Puskesmas II Denpasar Selatanが公表した2024年の料金:
- 外来受診:2万5,000ルピア
- 仮詰め 1本:4万7,000ルピア
- グラスアイオノマー充填 1本:7万1,000ルピア
- 光重合コンポジットレジン充填 1本:10万3,000ルピア
- 永久歯の抜歯(麻酔あり):15万ルピア
- 歯石除去 片顎(上または下):7万1,000ルピア
- 埋伏親知らずの抜歯 1本:14万2,000ルピア
- 膿瘍の排膿:4万7,000ルピア
難点もはっきりしています。待ち時間があり、診療は平日のみ、スタッフが英語に慣れていないこともあり、料金表には外国人料金の記載がありません。窓口でこの料金が今も有効か、自分にも適用されるかを確認しましょう。
料金表:観光客が使う民間クリニック
民間クリニックが料金表を全部公開することはまれです。Honeycombers Bali(2026年6月)がまとめたクリーニング料金:
- Fidelity Dental(スミニャック、Sunset Road):50万ルピアから
- Sunset Dental Bali(スミニャック、Sunset Road):50万ルピアから
- Bali Family Dental Care(デンパサール):50万ルピアから
- ARC Dental Clinic(クタ、Sunset Road):60万ルピアから
- Sayan Aesthetic Institute(ウブド):60万ルピアから
- Rejuvie Dental Clinic(サヌール):75万ルピアから
- BIMC Dental Centre(ヌサドゥア、ITDC地区):80万ルピアから
- Rata Clinic(スミニャック):100万ルピアから
充填と抜歯については、Villa-Finderのガイドが充填を約50米ドル、通常の抜歯を約30米ドルからと見積もっています。インプラントは、The Jakarta Post(2024年)がバリで1本1,300万ルピアからと報じ、Honeycombersは800万-1,500万ルピアの幅を示しています。民間の金額は目安と考え、治療前に書面の見積もりをもらいましょう。
クリニックではなく病院に行くべきときは?
普通の歯痛ならクリニックで足ります。顔の腫れが目や首に広がる、飲み込みや呼吸が苦しい、高熱、止まらない出血、バイク事故で顎や歯が折れた、といった場合は救急へ。デンパサールのRSUP Prof. Ngoerahはバリの中核病院で、24時間の救急と歯科口腔の専門医がいます。救急や一般医の費用は保険なしでのバリの医者・救急の費用の記事をご覧ください。
歯が痛い・折れたときの応急手順
- 歯が丸ごと抜けた:歯冠を持ち、根をこすらずに軽くすすぎ、牛乳の中か口の中に入れて1時間以内に歯科へ。プスケスマスの料金表にも再植(14万2,000ルピア)があります。
- 詰め物が取れた・歯が割れた:その側で噛まず、冷たい飲み物を避ける。帰国までは仮詰めで足りることが多いです。
- ズキズキする痛みと腫れ:市販の鎮痛薬は使えますが、インドネシアでは抗生物質に処方箋が必要です。アスピリンを歯ぐきに当てないでください。
- 治療前に:総額を確認し、クリニック名・診断・処置が書かれた領収書をもらい、保険請求するなら歯科医の診断書も依頼しましょう。
旅行保険は払ってくれる?
多くは突然の痛みを和らげる緊急治療だけで、上限も低めです。たとえばnib(オーストラリア)は歯科治療のみが必要な歯のけがに最大1,000豪ドル、World Nomadsのオーストラリア向けStandardプランは1人500豪ドルです。保険会社は通常、急性の痛みのための治療だったという歯科医の書面を求め、帰国まで待てる治療、クリーニング、ベニア、加入前から分かっていた歯の問題は対象外です。保険証券で確認すべき他の点はバリ旅行の保険の記事にあります。
歯科ツーリズム:お得だが計画を
The Jakarta Postによると、バリの歯科クリニックの患者は大半がオーストラリア人で、オーストラリアのインプラントはおよそ4倍の価格です。クラウン、ベニア、インプラントの節約効果は本物ですが、注意点があります。
- インプラントは通常、土台の埋入からクラウン装着まで数か月空けて複数回の通院が必要です。旅行計画と合うか確認を。
- 保証の有無と、帰国後に問題が起きたら誰が対応するかを聞きましょう。
- 歯科医のSTRとSIP(インドネシアの登録証と診療許可)を見せてもらい、初診時のレントゲンを持ち帰りましょう。
- 抜歯後24時間以内のダイビング、深い潜水、飛行機は避け、どれくらい空けるべきか歯科医に確認を。
小さな習慣が役立ちます。領収書と診断書はその日のうちにすべてスマホで撮影しておきましょう。書類をなくしただけで保険請求が通らないことはよくあります。
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