カランガスム県アムラプラの街なかに、ティルタ・ガンガへ急ぐ旅行者の多くが素通りしてしまう王宮群があります。Puri Agung Karangasem(地元ではPuri Gede)は19世紀末に築かれたカランガスム王家の公式邸宅です。入場料は安く、中庭は静かで、建築のディテールは想像以上に見応えがあります。
バリ・中国・ヨーロッパの融合
この王宮の魅力は様式の混ざり方にあります。赤レンガの門とバリ伝統のパラス石彫刻の隣に、中国風の意匠をもつ木工細工が並び、さらにオランダ植民地期のヨーロッパの影響でガラス窓や柱、家具が加わりました。単なる模倣ではなく、カランガスムならではの折衷様式が生まれています。
バレ・マスクルダムとバレ・カンバン
主屋の Bale Maskerdam という名は「アムステルダム」に由来し、王国とオランダの関係を今に伝えます。内部には家具の整った応接間、王族の寝室、家族の古い写真が残されています。向かいの Bale Kambang は池の中央に浮かぶように建つ東屋で、かつては会議や宴、舞踊の稽古に使われました。周囲には古木が木陰を落とす小さな庭があります。
今も穴場であり続ける理由
- 来訪者が少なく、敷地全体で数人しかいないことも珍しくありません。
- この規模の歴史遺産としては、バリでも最安クラスの入場料です。
- ゆっくり見て回っても45〜60分あれば十分。
- 東部バリのルートの最初の立ち寄り先として最適です:Puri Agung Karangasem → Taman Ujung → Tirta Gangga。3か所とも車で15分圏内にあります。
- 今も一族の住まいであるため、肩と膝を覆う控えめな服装が望まれます。
実用情報と予約
- 場所:Jl. Sultan Agung, アムラプラ, カランガスム — Google マップで見る
- 開場時間:毎日、おおむね朝から夕方まで。管理人の休憩時間を避けるため、午前中か15時頃の訪問がおすすめです。
- 入場料:安価で、一人あたりRp10,000〜30,000程度。窓口はカード不可なので現金を用意してください。
- 予約:不要です。直接訪れて入口で支払えば入れます。頼めば管理人が簡単な歴史を説明してくれることが多く、心づけを用意しておくとよいでしょう。
- SNS:Instagram で検索
東部バリは、クタからの往復2時間を気にせず回るほど楽しめます。アムラプラやチャンディダサ周辺で一泊し、出発前に AccessiaPass で料金を比較してホテルバウチャーを予約しておきましょう。
コメント 0
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう!