2026年10月時点で、19の国・地域の国民はビザなし・ビザ料金なしでバリ島に入国できます。ASEAN10カ国(ブルネイ、フィリピン、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナム)に加え、スリナム、コロンビア、香港、トルコ、ブラジル、ペルー、カザフスタン、ベラルーシ、マカオです。滞在は最長30日で、延長はできません。日本、オーストラリア、英国、米国、韓国、中国、インド、ヨーロッパの大半の国は対象外で、有料のe-VOA(電子到着ビザ)で入国します。
法的根拠は査証免除訪問(BVK)に関する2024年大統領令第95号で、ングラライ入国管理事務所によると国名リストは2025年8月12日から有効です。さらに2026年7月9日施行の入国管理・矯正大臣規則(Permenimipas)2026年第10号が加わります。いずれも2026年10月に確認しました。
全リストは?
- ASEAN(10):ブルネイ、フィリピン、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナム。
- 大統領令95/2024で追加(3):スリナム、コロンビア、香港。
- 2025年から対象(3):トルコ、ブラジル、ペルー。3カ国はPermenimipas 10/2026で改めて規定され、同規則はPermenimipas 10/2025を廃止しました。
- 2026年7月9日から新規(3):カザフスタン、ベラルーシ、マカオ特別行政区。
正直に書いておくと、2026年10月に確認したングラライ入国管理事務所の外国人向けページにはまだ16の名前しかなく、カザフスタン、ベラルーシ、マカオは載っていません。この3つは、2026年7月16日にMetro TVなど全国メディアが報じたPermenimipas 10/2026の条文から取りました。該当するパスポートの方は、航空券を買う前にevisa.imigrasi.go.idで再確認してください。
ビザ免除とVOAの違いは?
ビザ免除は、入国のために支払いも申請も不要という意味です。VOA(到着ビザ)またはe-VOAは50万ルピアで、同じく30日ですが、1回延長でき合計60日になります。料金、条件、延長手続きはバリe-VOA 2026の記事で解説しています。
- 費用:ビザ免除は0ルピア、e-VOAは子どもを含め1人50万ルピア。
- 滞在期間:どちらも30日。
- 延長:ビザ免除は不可、e-VOAは1回30日。
- 資格変更:ビザ免除の滞在許可はインドネシア国内で別の種類に変更できません。
マレーシア国籍で45日滞在したい場合は?
ビザ免除で入国しないでください。31日目からはオーバーステイで、入管は延長しません。免除対象国の人も最初から有料のe-VOAを選べます。延長できるのはe-VOAだからです。さらに長い予定なら、出発前にevisa.imigrasi.go.idで適切な訪問ビザを申請してください。ングラライ入国管理事務所が示すオーバーステイの罰金は1日100万ルピアで、詳細はオーバーステイ罰金の記事にあります。
ビザ免除で何ができる?
観光、政府の公務訪問、商談、トランジットです。就労、インドネシア側からの報酬受け取り、その他の商業活動は認められません。会議や見本市に参加者として出るのは通常「商談」に含まれますが、有料ヨガクラスの指導や地元客の結婚式撮影は含まれません。
出発前に何か記入は必要?
必要です。無料ですが:
- All Indonesia 到着カード(入国・税関・健康申告を一本化)を到着3日前以降にオンラインで記入。
- evisa.imigrasi.go.idでのBVK登録:自動化ゲート(autogate)を使いたい場合。未登録だと有人カウンターへ案内されます。
- パスポートは到着日から6カ月以上の残存期間。出国の航空券も用意を。チェックイン時に航空会社が確認することがあります。
- バリ州の外国人観光客税15万ルピアは別途必要。ビザ免除で免除されるのはビザ料金だけで、2023年バリ州条例第6号に基づく州の徴収金は対象外です。
トランジットだけでもビザ免除は関係ある?
国際線の乗り継ぎエリアに留まるなら、入国審査そのものを通りません。バリで入国してロンボクやラブアンバジョへ乗り継ぐ場合、30日はバリでの入国スタンプから数え、インドネシア全体に適用されます。別切り航空券や空港の新しい乗り継ぎブリッジについてはバリ空港トランジットの記事をご覧ください。
一度出国して戻れば新しい30日がもらえる?
シンガポールやクアラルンプール経由で出国・再入国することを明文で禁じる規定はありません。ただし入国審査官は毎回、訪問目的を判断します。ビザ免除の出入りを繰り返して何カ月もバリに住むと、適切な許可なしの居住・就労と見なされやすく、入国を拒否されることもあります。長期滞在には、そのためのビザを選んでください。
早見表:あなたのパスポートはどれ?
- シンガポールかマレーシア、10日間の休暇:ビザ免除。自動化ゲートを使うならevisa.imigrasi.go.idで登録し、到着カードを記入、観光客税15万ルピアを支払い。
- マレーシアかタイ、6週間:ビザ免除は使わず、e-VOAを取って1回延長。
- ブラジルかトルコ:2025年からビザ免除、条件は同じ30日。
- カザフスタン、ベラルーシ、マカオ:2026年7月9日からビザ免除。空港の入管事務所ページは未更新なので、evisa.imigrasi.go.idで確認を。
- 日本、オーストラリア、英国、米国、韓国:ビザ免除の対象外。e-VOAは1人50万ルピア。
なぜリストはよく変わる?
インドネシアは2016年に169カ国へビザ免除を与えていました。パンデミックで停止された後に大幅に縮小され、2023年以降は相互主義を採用しています。インドネシア国民にビザを免除している国ほど対象になりやすいということです。「169カ国ビザ免除」と書いた古い旅行ブログはもう当てになりません。政府は安全や公衆衛生を理由に特定国の免除を停止することもあります。
いちばん確実なのはevisa.imigrasi.go.idです。国籍と訪問目的を入れると、ビザ免除か、e-VOAが必要か、事前申請が必要かが表示されます。チェックインの列ではなく、出発の1週間前に確認しておきましょう。
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