できれば踏まないようにしたいものですが、踏んでしまっても罰金や法的な罰則はありません。detikBaliも伝えているように、旅行者がうっかりチャナンを踏んでしまうことに、バリの人々は概して寛容です。人を不快にさせるのは、わざと踏む、蹴る、壊すといった行為です。
チャナンとスゲハンの違いは?
チャナンはヤシの葉で編んだ小さな器に花と少量の食べ物を載せたもので、バリ・ヒンドゥーの人々が毎日感謝を込めて供えます。歩道や店先、交差点に置かれているものの多くはスゲハンです。これは地面に置いて「ブタ・カラ」に捧げる供物で、葉の上にご飯、エシャロット、ショウガ、塩を載せ、水やアラック、ヤシ酒をふりかけることもあります。ブレレン県官房福祉部の記事によると、スゲハンは庭や門の入り口、さらには交差点にも置かれ、自然の調和を保つためのものです。つまり人が通る場所に置かれるのが本来の姿です。
足を踏み出す前に:旅行者がよくする間違い
スマホを見ながら歩く。朝は家や店、ホテルの前に新しいお供え物が置かれる時間です。ウブド、スミニャック、クタの狭い歩道では、ときどき足元を見ましょう。
線香が燃えている間にまたぐ。線香の煙が立っている間は供養の最中とされるので、できれば回り込みましょう。地元の人がよく説明するのは、線香が燃え尽きたらお供え物のエッセンス(サリ)は受け取られたとみなされ、その後バイクにつぶされたり犬に食べられたりしても問題にしない、ということです。解釈は家族や村によって異なるので、気をつけておくほうが無難です。
動かしたり片づけたりする。ドアや椅子、サーフボードの前にあるチャナンを自分でずらさないでください。スタッフや店の人に頼みましょう。
中身を取る。チャナンには古銭、小額紙幣、飴、ビスケット、たばこ1本などが入っていることがあります。これらはお供え物の一部で、落とし物ではありません。
近づきすぎて撮影する。歩道のチャナンを撮ること自体は一般に禁止されていません。失礼とされやすいのは、写真映えのために中身を並べ替える、お供えをしている人の真正面にしゃがむ、祈っている人の顔にフラッシュを向けることです。終わるまで待つか、身ぶりで許可を求めましょう。
バイクや車が踏んでいくのを見て慌てる。道のお供え物は地元の人の車も含めて日常的に踏まれています。止まったり降りたりする必要はありません。運転中なら安全な範囲でよけ、急ハンドルは切らないでください。
毎日同じだと思う。カジェン・クリウォン(15日ごと)、満月(プルナマ)、新月(ティルム)、祭日にはお供え物がずっと多くなり、交差点には大きなスゲハンも置かれます。バリ暦では、2026年10月はカジェン・クリウォンが10日と25日、ティルム・カパットが11日、プルナマ・クリマが25日、サラスワティの日が31日です。
「罰金」の話を信じる。うっかりチャナンを踏んだ旅行者に罰金を科す地方条例、ヒンドゥー評議会(PHDI)の決定、慣習村の掟(アウィグアウィグ)は見つかりませんでした。それを理由にお金を求められたら、どの規則か尋ねてください。厳しい慣習の規則は確かにありますが、主に寺院の境内や儀式に関するもので、歩道のお供え物についてではありません。
もう踏んでしまったら?
少し立ち止まり、店の人や近くにいる人がいれば謝り、自分で直そうとはしないでください。笑顔と「マアフ」(ごめんなさい)で十分です。チャナンは毎日新しく作られるもので、多くのバリの人はこうしたことをよくあることと受け止めています。
寺院の境内のルールは道端よりずっと厳しく、サロンや腰帯から生理中の女性への制限まであります。バリの寺院参拝のマナーとルールにまとめています。作り方に興味があれば、チャナン作りを教える文化クラスもあります。バリの文化・クラフト体験クラスをご覧ください。
コメント 0
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう!