飛行機やホテルでのドリアンを名指しで禁じるインドネシアの法律はありません。適用されるのは各航空会社とホテルの規則で、実際には生のドリアンは機内持ち込みをほぼ断られ、多くのホテルでも匂いを理由に客室への持ち込みが禁止されています。以下は2026年10月に確認した情報です。
ドリアンは機内に持ち込める?
できないと考えてください。明記している航空会社もあります。
- エアアジア:エアアジア・フィリピンの公式告知(2024年11月)は、ドリアン、ジャックフルーツなど匂いの強い果物を持ち込み不可の品目に挙げています。路線やグループ会社で方針が異なる場合があるので、ご自分の便の手荷物ページを確認してください。
- シンガポール航空:ドリアンは機内持ち込みも預け入れも不可としています。
- ガルーダ・インドネシア航空、ライオン・エア、バティック・エア、シティリンク:公式の手荷物ページにドリアンを名指しした禁止規定は見つかりませんでした。運送約款では一般に、輸送に適さないと判断した物品を係員が拒否でき、ドリアンの匂いはよくある理由です。
インドネシアで実際にトラブルは?
あります。2012年、ジャカルタ発メダン行きのライオン・エア便が、機内のドリアン臭に乗客が抗議して約1時間遅れ、ドリアンは降ろされました。2018年にはブンクルでスリウィジャヤ航空の乗客が、貨物室の約2トンのドリアンに抗議しました。航空会社は手順どおりの輸送だとしましたが、ドリアンは結局降ろされています。貨物室でも匂いは問題になり得るということです。
預け荷物ならどう?
丸ごとのドリアンや生の果肉はリスクが高く、チェックインで断られたり、匂いが他の乗客の荷物に移ったりします。それでも試すなら、搭乗日より前に航空会社のコールセンターに確認し、カウンターで断られた場合の代案も用意しておきましょう。
ドリアン加工品も禁止?
ドドル、チップス、保冷箱入りの冷凍ドリアンパンケーキなど工場で密封された商品は、匂いが閉じ込められているため生の果物よりずっとトラブルが少ないです。それでも最終判断は係員です。機内では液体・ペースト類の制限にも注意。ドリアンジャムやアイスクリームは他の液体と同じ扱いです。バリ発の便の機内液体ルールを参照してください。
海外に持ち帰りたい場合は?
航空会社のルールとは別に、渡航先の検疫ルールがあります。たとえばオーストラリアは海外からの生の果物の持ち込みを認めていません。検疫官によく没収される品はバリからオーストラリアへのお土産の記事にあります。
ホテルの部屋にドリアンを持ち込める?
インドネシアや東南アジアの多くのホテル・リゾートでは不可です。ロビー、エレベーター、客室に「No Durian」の表示がよくあります。匂いは布、カーペット、エアコンに染みつくため、清掃料金を請求されることがあります。一律の標準罰金は見つかりませんでした。金額は各ホテルの方針次第なので、持ち込む前にハウスルールを読むかフロントで確認してください。プライベートヴィラは比較的緩いこともありますが、やはり管理者に確認を。
バリで安心してドリアンを楽しむには?
- その場で食べる。道端のドリアン売りは普通、実を割ってくれて椅子も用意してくれます。
- 宿に持ち帰りたいなら、庭やテラスなど屋外で食べてよいか先に聞く。
- 殻と種は客室ではなく屋外のゴミ箱へ。
- ウェットティッシュと密閉できるビニール袋を持参し、残りを入れて匂いを車や部屋に持ち込まない。
実用的なアドバイスをひとつ。ドリアンの味を持ち帰りたいなら、工場で密封された商品を選びレシートを取っておきましょう。ラベルがはっきりしていると空港での検査がスムーズです。
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